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「早春の花を探し、新緑の光を浴びよう」茨城県・御前山
| 実施日時 | | 平成20年4月25日(金) |
| 場所 | | 御前山自然公園(茨城県城里町) |
| 受講者数 | | 42名(50人乗り高速観光バス) |
| 講師 | | 湯本・國安
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| アシスタント | | 遠坂・桐山・龍門・和波 |
| オブザーバー | | 栗田・山内
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<<スケジュール>>
| 7:25 | | 西船橋駅出発 |
| 10:10 | | 道の駅かつら到着 |
| 10:20 | | 同所発 赤沢林道・ケヤキ展示林 |
| 11:50 | | 西登山口 |
| 12:30 | | 鐘突堂跡着 (昼食) |
| 13:10 | | 同所発 |
| 13:30 | | 見晴らし台発 |
| 13:50 | | 東登山口着 |
| 14:30 | | 道の駅かつら出発 |
| 17:05 | | 西船橋駅到着、解散 |
実施内容
- 一般参加者42名、スッタフ6名、オブザーバー2名の総勢50名の参加を得て、西船橋駅を出発した。あすか交通が新たに導入した高速観光バスは満席である。バスは、外環三郷ICで高速道に入り、水戸ICで一般道へ下り、ほぼ定時に道の駅かつらに到着した。
- 御前山は、旧藩時代は留山、現在は県立自然公園として保護管理されており、また茨城県における暖地性植物分布の境界線上にあり、絶好の植物観察コースである。
- スギ人工林のなかの赤沢林道に一歩踏み入ると、道路沿いにムラサキケマン、ツルカノコソウ、ネコノメソウ、セントソウ、ウワバミソウ、ミヤマカタバミ、ミヤマハコベなど次々と山野草があらわれる。参加者は、覗き込んだり、カメラを向けたり、メモをとるなど,それぞれのやり方で観察を楽しんでいる。
林道を奥に進むにつれて、イチリンソウ、コンロンソウなど今日の目玉植物が姿を現し観察に熱が入る。ハルトラノオ、ルイヨウボタン、トウゴクサバノオなど、普段見る機会が少ない植物では、名前の由来を聞き頷いていた
- ケヤキ展示林は、有用広葉樹の生産を目的とし、明治17年に植栽されたもので、学術的にも貴重な森林である。
この林に行くには、皇都川の清流を渡らなければならないが、長靴組のスタッフが川に入ってエスコートし、全員無事に渡りきった。
林床には、イチリンソウ、ニリンソウが咲き乱れ、早春植物の大群落が広がっている。それぞれの違いを目の当たりに見て観察が出来、皆満足した様子であった。市街地から1kmほどしか離れていないのに、これほどの素晴らしい自然が残されていることは驚きである。
- 西登山口付近には、ハルニレの大木、何本にも株立ちしたアブラチャンがあった。谷川沿いのどの樹にもマメヅタがからみついていた。
登山道の木本類では、アラカシを中心としたシラカシ、ウラジロガシ,サカキ、ヒサカキなど常緑広葉樹林で、落葉樹のアサダも見つかった。
草本類では、アザミ類、ギンリョウソウ、ツクバキンモンソウなどが見られた。
- 山頂(186m)付近は、13世紀後半に築かれた城の鐘つき堂跡である。ここでは、アオハダ、リョウブ、ネジキ、ウラジロノキ、ウリハダカエデ、マルバアオダモなど、登山道とは違った樹木が生育していた。登山沿いにはベニシダ、見晴台付近には、ツクバネが見られた。
急な坂道を下って東登山口へ出て、ゴールの道の駅へは予定より早く13時50分に到着した。
- 今回を振り返ってのスッタフの感想は次の通り。
@身近にある多くの種類の山野草を観察できた。事前に国安チーフより、きょうの目玉「イチリンソウ、ニリンソウ、コンロンソウの3つだけは覚えましょう」と皆さんに言われたが、それ以上の何種類もの花を楽しむことが出来た。
A全長4kmはどの短いコースであったが、午前2時間の植物観察、午後2時間の森林浴で、ゆっくりと時間に余裕をもって行動ができた。
B林道入口にスギ人工林があり、良く手入れをされているのに間伐されていない。このことについて参加者から質問があった。森林インストラクターとして、林業についても関心を寄せる必要があると痛感した。
C安全管理については何ら問題がなかった。最大の難所?皇都川渡渉も竜門さん等長靴組の適切な誘導で無事に済んだ。昼食時、山頂の防護柵付近でシマヘビがとぐろを巻いているのに遭遇した。おとなしくて、近くにいた人も食事が済んでから気づいたほどであった。
- 好天にも恵まれ、早春の花を十分に観賞され、新緑の光を身体いっぱい浴び、参加者の皆さんに、楽しい1日を過ごしてもらえたことと思います。スタッフの皆さんのご協力に感謝します。
以上
(報告:湯本信康、写真:山内和夫)