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八方ヶ原、ミツモチ山に花と芽吹きを求めて
アカヤシオ
実施日時 平成19年5月8日(火)
場所 八方ヶ原自然休養林・ミツモチ山
参加者 46名(キャンセル3名、キャンセル待ち9名)
チーフ 遠坂・山田
アシスタント 和波、佐山、藤田(和)、森池
オブザーバー 龍門
見どころ・しどころ
アカヤシオ・カタクリなど春植物。木々の芽吹き。ブナ・ミズナラ・イラモミの巨木群。最大の見どころは「木を見て森を観る」即ち歩むにつれ、変化する森のすがた(植物群落)。森林セラピー体験。
配布資料等
アカヤシオ、シロヤシオ、ミヤコザサ群落
実施内容
八方ヶ原は矢板市の北西20km、高原(タカハラ)山の東中腹に広がる高原台地で、ここの大間々駐車場(約1200m)でバスを降り、準備体操を済ませ10時30分5班編成 (遠坂・佐山・山田・和波・藤田(和)の順、安全担当森池)でスタートすぐに樹林帯に入る。
関東ではここだけで見られる針葉樹イラモミとブナ、ミズナラの落葉広葉樹の混交する冷温帯天然林内を歩く。足元にはカタクリ、キクザキイチゲなど春植物の群落が花を咲かせ、山頂まで道連れしてくれる。ここのカタクリは保護されているものにない自然の健気さと気品と親しみ易さを感じさせる。
優に胸高直径が1mを超すブナ、ミズナラ、イラモミの巨木群の前では文句なしにその生命力、存在感に圧倒され畏敬の念を覚えたのは私だけではないようだ。とりわけ芽吹き前のすっくと直立するブナの裸身はまるで仁王様のようだ。(ちなみにミツモチ南面のブナは暴れん坊形)。
今回講座の一番のお目当て、歩を進めるほどに変化する「森のすがた」(植物群落)を観察しながら山頂に近づくと突如、山がピンクに染まる。アカヤシオ古木天然林内はまさに桃源郷。皆さんも満足げな様子。芽吹きには早かったが「花を求めて」のタイトルが羊頭狗肉にならずに済んだとほっと一安心。つつぐリョウブの群落を抜けるとミツモチ山頂(1248m)12時30分着。眼下に関東平野、東に八溝山地、西に日光連峰の素晴らしい展望が。
イラモミ、ブナ、ミヤコザサ 群落
昼食後、当初一気に県民の森に降る計画だったが、落差700mの急坂を避け、13時平坦な青空コースを大間々駐車場へ。
鶏頂山、釈迦が岳、剣が峰など1500〜1800mの高原(たかはら)山塊の展望を楽しみながら安全第一、ゆったりした気分での森林セラピーの体験。日頃蓄積のストレスの減少にいくらか効果があったかも。14時30分帰路につく。予定通り18時ぴったりに幕張本郷駅着。
今回の講座は前回平成17年7月19日に続いて2度目。企画のきかけは前回参加者のほとんどからアカヤシオの開花時期に再度訪ねたいという声に背中を押されたから。しかしリピーターは4名だけ。柳の下に二匹目のドジョウはいないという教訓。残りの人はすべてミツモチは始めて。
別添の「感想文まとめ」
を参照されたし。
観察できたもの
樹木類
アカヤシオ、シロヤシオ他ツツジ類、ブナ、ミズナラ、ダケカンバ、サワシバ、ヤマハンノキ、ズミ、ウラジロノキ、ウリハダカエデ他カエデ類、ツルアジサイ、イワガラミ、ノリウツギ、ムシカリ、ニシキウツギ、サルナシ、ヤシャブシ、リョウブ、サワグルミ、アオハダ、アオダモ、ナツツバキ、ハリギリ、ミズキ、ニワトコ、ウラジロモミ、イラモミ、モミ、カラマツ、ヒノキ、サワラなど (芽吹き前で樹種の確認できぬもの多し)
キクザキイチゲ
草本類
カタクリ、キクザキイチゲ、ヒメイチゲ、ニリンソウ、チゴユリ、トリカブト、エンレイソウ、マイズルソウ、コバイケイソウ、ヒゲネワチガイソウ、バイカオウレン、ユキザサヤブレガサ、モミジガサ、エイザンスミレ、タチツボスミレ、コケリンドウ、フデリンドウ、ショウジョウバカマなど。
フイルドサイン
ノウサギ・シカ・テンの糞。シカの足跡、イラモミ松かさのエビフライ(リスの食痕)
野鳥ほか
コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ウグイス、ヤマカガシなど。
植物群落(森の姿)の変化
ミズナラ・ミヤコザサ群落 ダケカンバ・ミズナラ・ミヤコザサ群落 イラモミ・ブナ・ミヤコザサ群落 アカヤシオ・シロヤシオ・ミヤコザサ群落 リョウブ・ミヤコザサ群落
(報告:遠坂)