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奥利根水源の森と、尾瀬の高山植物を訪ねる
実施日時 平成18年7月18日(火)・19日(水)
場所 奥利根(藤原)・尾瀬
受講者数 18名 尾瀬コース(男7名、女6名)至仏コース(男1名、女4名)
講師 湯本、増田、桐山
*水源の森は、地元の自然専門家、広川さん、中島さんに全面ガイド戴いた。
行程 (一日目)
幕張本郷(7,00)出発―水上IC―入会の森(11、20〜12、00)−藤原郷土館(12,15−12,45昼食)
−水源の森(14,00−16,40)−山荘着(17,40)
*予定より40分遅れ
(二日目)
葉留日野山荘(7,10)発―鳩待峠(8,30−8,40)発―尾瀬コース、至仏コース
−鳩待峠着(14,00−14,30)発―道の駅白沢(15,45−16,10)−幕張本郷(19,30)着
*鳩待出発が30分遅れたが、幸い予定通りの時刻に帰着できた。
*尾瀬コース、木道冠水の為、山の鼻エリア中心となった。
*至仏山コース、雨天の関係で、小至仏で折り返した。(延べ5時間20分)
実施内容
入会の森(上の原茅場)
地元の人々の屋根葺き替え用の茅場が放置されシラカバやタニウツギ林に変化しつつある中、森林ボランティアの会「森林塾青水」が21haを借り受け、野焼きなど、本格的な茅場作りに取組まれている。地元の人々と、都会のメンバーが一体となって「入会慣行」を学びつつ、過疎化しつつある集落を「地域まるごと博物館」としてよみがえる事を目指して頑張っておられる姿を湯本さんより説明受ける。
再生された茅は高級品で、大変な価値も生み出しているようです。
又、周辺は薪炭林として残された、ミズナラ林となっており、広大な里山林風景と多様な植生が生きる自然の姿になっている。
一行は、水源の水源「ははそ」の水を戴き、寿命を伸ばして、周辺を散策、人と森の関りに感動。
藤原の里、ふる里郷土館
奥州藤原家の隠れ里と言われ、静かな山里の風景に「昔の貴重な農機具や生活用品」が展示されている。
ご主人の大坪夫妻の好意で昼食場所を提供戴き、取れたてのキュウリと自前味噌のサービスまで受け、皆元気に水源の森探索に出発できた。
風景の中央に「ヤマザクラ」の大木1株あり、忘れられない光景でした。
奥利根水源の森
標高1400m、年間雨量1800mm 広大なブナ林が「森のダム」の役割をしている。
管理道の鍵明けに来て頂いた、地元の自然観察家の「広川さん」「中島さん」が皆の要望を快く引き受けてくれ「ブナ林探索」のガイドをして頂いた。地元の気候、地質、歴史、など図鑑知識とは全く異なる話に聞き惚れていました。
積雪とブナの多様な姿、(あがりこ大王)並の分枝大木も!オオバクロモジ、チシマザサ、チマキザサ、数本のネズコの大木と地形、シナノキ、ウリカエデ、ヒトツバカエデ、コシアブラ、ツルアジサイ、、、
そして、「ブナの先祖返り」のお話、(葉脈の先端がへこまず、逆に針状に尖っている、これが昔ブナの姿であろう、成木の一部に現れている。)稚樹を良く見なさい、皆尖っている。、、、、、、
靴がすっかり埋まる程のヌカルミもものともせず、多くのギンリョウソウやチドリに気配りしながら、ヒメカイウの群生を確認してきた。一同元気印は何と言っても飛び込みの御二人の楽しい話のお陰!
葉留日野山荘
旧小学校を宿泊用に再生活用された宿、学舎の面影が残る。庭内のメタセコイヤの大木、食事は全て自然採集もの、キハダ、ゲンノショウコ、ドクダミ茶などのサービス?そして天然大浴場でした。
ご主人の息子さんとの夜の懇談も楽しく過ごさせていただいた。
鳩待峠
雨止まず!行動の決断を鳩待峠まで持ち越したが、多数の登山客の入山の姿、そして我等至仏希望メンバー5人の完全雨準備と、「登る為に来た」の強い意思表示、小雨になるよとの情報から予定通り実行。
尾瀬ルート
鳩待峠からの下り坂は、川の状態を呈している。濡れた石や木道は滑りやすく、転ばないように細心の注意を払いながら山の鼻をめざす。雨天で閑散と思いきや、小屋周辺はツアー客などでひどく混雑している。牛首から先は増水で木道が沈んでしまい、通行不能になっているためのようだ。
牛首方向へ木道を進む。ニッコウキスゲは三分咲きぐらいだが、ところどころ群生があり、見ごたえ十分である。ヒオウギアヤメも見ごろか。ワタスゲは雨にぬれて惨めな姿だ。
遠くにかすむ至仏山を背景に、緑の湿原とシラカンバの白い木肌が、美しいコントラストを見せている風景は幻想的である。
研究見本園の木道もあちらこちらで沈んでいる。サワラン(アサヒラン)、トキソウが小さな花をつけ可憐に咲いている。池塘のミツカシワはすでに花が散ってしまっている。そのほか、ウラジロヨウラク、などの高山植物が見られた。
至仏山ルート
天候と、時間判断で小至仏にて引き返す。小至仏のピークにて少し青空のぞき展望あり、至仏が正面にうっすらと浮かび「行こう」の声掛かるほどの元気さに「感心!何とゆう強がりメンバーか?」
通路の多くは川となっていたが、木道階段の整備も進んでおり、足元は良くなっている。
雨具の為、準備したカンニングペーパー役立たず、メンバーの通に大変御世話になりました。
ブナ帯―ダテカンバ帯―オオシラビソ帯―コメツガ帯―ハイマツ蛇紋岩帯との変化も確認。
コメツガは新緑の様子
(気のせいか、オオシラビソの大木倒木が目立ちました。)
開花確認
マイズルソウ、ヤグルマソウ、タチツボスミレ、スダヤクシュ、ハリブキ、ミヤマガマズミ、 ナナカマド、オガラバナ、エンレイソウ、ゴゼンタチバナ、タカネスイバ、ヤマブキショウマ、 シナノキンバイ、イワカガミ、ミヤマカタバミ、ミヤマコンポウゲ、イワイチョウ、ミツバオウレン、 チングルマ、トキソウ、アカミノイヌツゲの昨年果実、ショウジョウバカマの種穂、 オゼソウ、ヨツバシオガマ、ハクサンイチゲ、タカネバラ、キバナノコマノツメ、 ミヤマダイモンジソウ、ジョウシュウアズマギク、コメツツジ、ツクバネソウ、ネバリノキラン、 ワレモコウ、ヒメシャクナゲ、ウラジロヨウラク、ベニサラサドウダン、コバギボウシ、 ハクサンチドリ、モウセンゴケ、イワナシ、ホソバヒナウスユキソウ、ウサギギク、
* 途中 高知の団体メンバーと交流!、雨の中、女性同志花話題で賑やかでした。
* 降りは小雨となり疲れも忘れての軽快な下山ができた、皆の頑張りに感謝したい。
以上
(報告:桐山、湯本)