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習志野市名木百選めぐりと習志野の森散策
概要
- 習志野市名木百選
習志野市では市民から推薦された樹木を選定委員会において検討し、75本を平成14年11月5日に習志野市名木百選として指定いたしました。
「身近な地域にある名木を巡ることを通じて季節を感じ、地域の歴史を知り、樹木が与えてくれる大気の浄化や保水作用など多くの恩恵を考えてみる」機会の提供を選定の目的としています。
私(遠坂)も選定委員の一員として参画致しました。以降、目的に沿う形で毎年の春と秋のふれあい観察会の実施に関わって来ました。
参考までに市民の推薦応募基準は以下の通りでした。
1 古くからある木(明治時代からある木)
2 大きな木(胸の高さで太さが3m以上ある木)
3 いわれのある木(文献や言い伝えがある木)
4 めずらしい木(市内では稀少な木、独特の形をしている木)
5 地域のシンボルとなっている木(学校や公園、街の中にあって目印となっている木)6 姿や形がきれいな木(きれいな花やみごとな実をつける木、新緑や紅葉がすばらしい木、香りがよい木)
今回の対象名木や習志野の森はいずれもポピュラーで、どなたにもお馴染みの樹木や森林で昼の講座で取り上げるフイルドとして相応しいかどうか疑問の向きもあると思いますがが、主役は一般市民受講者である事、そして「そこにある樹木や森林の自然観察をするだけでなく、なぜそこにその樹木や森が残され、こんごどのように推移していくのかも含めて考えていくことが大切なのだ」との昼の講座和波幹事のコンセプトの一端をを付記しておきます。併せて習志野の森整備に地道に20年近く尽くしてこられた伊藤さん、森池さんに敬意を表します。
今回は実籾・大久保地区の指定名木11本(添付資料ご参照)を巡るだけでなく、斜面林の階層構造と植生遷移の観察、浜田川源流、鎮守の森の樹木観察、里山の原風景を守る人々の姿、開発で失われれゆく里山の現実、習志野の森散策、道端の野草観察など、和気あいあい道草を楽しみながらの講座でした。
ミズキ、ヤマボウシ、エゴノキ、イヌザクラ、 サワフタギ、ハクウンボク、カラタネオガタマ、キリなど木々の花盛りが印象的で、とりわけ別名バナナツリーと称されるカラタネオガタマの甘い香りが皆さんに大変好評でした。
- 習志野の森散策
午後1時45分頃参加者が森に順次到着されました。朝からの講座で疲れていると心配していましたが皆さん元気な様子だったのには驚きました。 聞く所によると森に入られた途端元気が回復したとか。 さすが講座の参加者ですね。
皆さんには通称「習志野の森」の生い立ちを説明しました。街中の貴重な緑を残す運動より確保された森です。 またちょっと変わった経歴のある森です。詳しくは添付の「習志野の森のこれまで、これから」をお読みください。
森の案内は伊藤と私で添付の「森のマップ」を片手に探検気分を味わいながら散策を行いました。
森の中はレンガとコンクリートの建物の土台があちこちに残っていて旧陸軍、千葉大学腐敗研究所時代の往時をそれぞれ偲ばせていました。
ヒマラヤスギ(マツ科) : 枝にある状態のマツポックリ、果鱗のはがれて行く途中のマツポックリ、先端部分だけ残った「ウッディ ローズ」の実物をお見せしました。「木のバラ」には皆さん感嘆しておられました。
キリ : 大小をあわせて6本ありますが、今が花の最盛期でした。 手の届くくらいの高さで紫の花を咲かせているキリの花を堪能できました。
クスノキ : クスノキの荘厳なプロムナードに案内しました。 巨木約10本が2列にならんでいる様子は街中とは思えません。
アメリカスズカケノキ : 30〜40m位ある巨木のアメリカスズカケノキを観察しました。 鈴、ボタンのような実が一個づつ高い位置にぶら下がっていました。 別名「ヒポクラテスの木」の説明に熱が入りました。
カラスザンショウ : トゲのある樹皮に直接ふれていただきました。 年をとると棘がなくなり丸くなる。 人間と同じか。
ニセアカシア : 手の届く位置に花が残っていたので匂いをかいでもらいました。少し甘い香りがしました。 品質の高いハチミツがとれます。
アオギリ : 緑の樹皮を観察しました。 実のある季節ではないので独特の実の付き方は写真で紹介しました。
参加者の皆さんには昨年のものですが本物の「アオギリ」をお土産にさしあげました。
わづか30分少しでしたが緑の風が爽やかな中いろいろな樹木を観察しながら「習志野の森」の散策を楽しんでもらえたことと思います。
(報告:遠坂、森池)