はじめての人のための森に行ってみよう講座(第1回)
第1回テーマ:森を感じる 〜五感を使って〜
日 程:平成 16年 4月 24日(土)
時 間:10:00〜12:30
会場:園生市民の森
案内人:◎御須裕子 ○海野知子
はじめに…
1)この講座の流れについて 及び今日の内容
アンケートの協力依頼と記入作業
2)危険動植物 スズメバチ カバキコマチグモ チャドクガ イラガ マムシ
「五感」とは…
見る、聞く、触る、嗅ぐ、味わう の5つの感覚を使って今日はいろいろ感じて見ましょう。
- 森に入る前に、1)遠くから観る 森の奥を見渡して、どういう森か考えてみる。
- 入り口近くに満開のミズキで (1)近づいて観る (2)もっと近づいてみる
- まず遠くから見て、花が階段状に咲いていることを確認。
- 木の下に入って、下からは花が見えにくいことを知る。(3)低いところから見上げる
- 花の匂いを嗅ぐ。
- 葉っぱをちぎって遊ぶ。
- 聴覚を研ぎ澄ます体験
「音いくつ」
2分程度目をつぶり、聞こえる音を数える。遠くの鳥の声が聞こえた。どんな鳥の声が聞こえるか実際例を紹介し、講座の最中にも、耳から聞こえる音に留意してみましょう。
- 皮膚の感覚、触覚を呼び覚ます体験
・一見気持ち悪く見えるウラシマソウに触ってみる。イモの大きさとと花の雌雄とキノコバエの関係を話す。
- 臭覚を使う体験
・先週満開だったウワミズザクラのクマリンの話しと、葉っぱは匂うかみんなで確認(匂わない)
・ウワミズザクラの葉っぱをよくみてみる。サクラの葉っぱと似ているが、蜜腺の有無で見分け。
- 味覚を使う体験
・飲みこまずにかじって味わうことをしてみましょう。
・ウコギをみんなでかじる。
・ニガキをかじってみる。
○カミキリムシが這った後のあるコナラの木のはなし。
「手触りで当てよう」
- アカネの茎だけをちぎって渡し、この植物を探してみましょう。
- どうしてこんなにギザギザがあるのか、考えてみる。
- となりにあった、ヤブガラシ、アケビとあわせて、林縁に多いことに触れる。
- ホウチャクソウ、キンランが咲いていたので、春植物の話。
○服装持ち物について 持ち物は御須の便利グッズを紹介
- ハリギリのとげと葉っぱの形を確認
- (4)腹這いになって見る
(5)寝ころがって見る (ミクロハイク)
落ち葉がたくさん積もった場所で、腹ばいになって、目の前の草や、葉っぱを掻き分けて下のほうまでじっと見てみる。いろいろな発見。
- サワフタギの花をじっくりと見てみる。
(6)拡大してみる じっくり見ると発見のある楽しさを知る。
- シロダモの展葉したばかりの葉に触ってみる。
- 針葉樹(スギ・ヒノキ)の多く植わっている地域で、入り口付近との違いを考える。
- 谷下の暗い場所ではシュロ、アオキ、ヤツデ、シロダモが増えてくる。
感じる心を大切に
大切なのは、講師の話を書き留めることではなく、今日の感想を書き留めておきましょう。
これから、4回シリーズで、ご一緒する仲間なので、みんなで詩を作ってみましょう。
「森の詩」
新緑の季節
風に泳ぐ葉
こもれ陽に さわさわゆれる
緑の濃淡のざわめき
たたずむ私達
岡部 兼松 海野
「新緑」
こもれ陽に若い緑がキラキラしている
花のような葉をつけながら
昇ってゆく枝
カワイイ葉ととがった葉の
グラデーションがとってもきれい
中島 田久保 御須
最後に
・今日の内容のおさらい
・次回ご案内
≪担当者感想≫
・天気が良く、人数が少ないのも幸いして、終始のんびりとした雰囲気。
・特にミクロハイクは気持ちよかったのか、いつまでもじっと見つめていた。
・植生が貧弱で少々苦労した。
・次回担当者がサブでいてくれて、次回へのバトンタッチがスムーズに行える。
・「これをつかって、さあ感じましょう」と促すだけでなく、「この区域で何か面白いと思うものを探してみましょう」というような、自分の感性を使って、自発的な行動を行える時間をとり入れたほうが良かったと反省。
(御須)