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「環境(里山)学習」実施報告〔20年度前期〕
●日 時
平成20年4月15日(火) 4月18日(金) 4月21日(月)
●場 所
滝野中学校学習林及びその周辺
●参加者
FIC:椎名、山口、國安、中野、高村
◆ 学習のテーマ
春の里山や周辺の自然の様子を観察し、動植物や春の景観に親しむ
春の動植物を最低10個は探して、観察記録をつけることを目標とする。
1年生は 理科の教科書に載っている春の植物の中で、校庭で見つけられなかった植物を里山で探してみる
2年生は 学習林で昨年決めた「自分の樹」の春の様子を観察する。
◆ 実 施 報 告
校庭に集合して 各クラス4班編成に分かれる。学習テーマの確認、注意事項等を椎名より説明、講師の自己紹介の後 里山に向けて出発
4月15日
天候 晴れ 1〜2校時 (8:40〜10:20) 2A (30名) 、 3〜4校時 (10:30〜12:10) 2B (31名)
講師:椎名、山口、國安、中野
観察会にはうってつけの好天に恵まれて 里山学習の第一日目はスタートしました。
まず最初の観察ポイントの企業庁の草地に向かいます。下見のときは雨の花冷えで花もつぼみを閉じていましたが 春の陽射しをあびて、キジムシロ、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、クサボケ、フデリンドウ、ホタルカヅラなどが咲いていました。しゃがみこんで熱心にスケッチする生徒もいれば カエル探しに励んでいる生徒もいて興味の対象はそれぞれです。 次の観察ポイントは学習林に続く農道の道端で、珍しいイヌスギナ、春の定番草花 オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、ハルジオン、タンポポなどを観察し、類似植物の見分け方や子孫を残す為に有利な花のつくり等について説明をしました。
学習林では、1年生の時に決めた「自分の樹」の春の様子を観察することになっていましたが どこにあったか覚えていない生徒も多く、観察するところまで至らなかったのが実情です。短縮授業日課の為、45分授業×2の授業時間の中で、学習林まで往復して観察会を行うので 最後は時間に追われる様に戻ってきました。
4月18日
天候 雨 1〜2校時 (8:40〜10:20) 2C (30名) 、 3〜4校時 (10:30〜12:10) 1A (37名)
講師:椎名、山口、國安、高村
朝から雨で天候の回復も見込めない為、里山観察会は中止になりました。代わりの室内プログラムとして篠竹(東根笹)を使って竹笛つくりを行いました。竹は雨天に備えて近隣の竹を切ったものを学校で用意しておいてもらいました。
当初は2時間授業の内の1時間で製作し、残りの1時間は通常授業に振り替える予定でしたが、いざ作業に入ると、竹を洗って汚れを落とすことから始めたので、とても1時間で終わらせることはできずに、結局2時間を使って製作しました。
作業に入る前に國安講師から、里山の自然のなりたちと森の資源を有効利用することの意義について講義をしてもらいました。作業に入ると手つきが危ない生徒も多く、見ていてハラハラすることも・・。
指先を切って怪我をしてしまった生徒も2名いました。全員に目を行き届かせるのは難しいですが、反省点として日常でナイフを使う機会が少なくなっている現状では、刃物の扱い方を懇切丁寧に説明する必要があったと思います。全員が音を出せるまでにはいたりませんでしたが、身近にある自然素材を活用するクラフトの楽しさは体験できたことと思います。
4月21日
天候 曇り/晴 1〜2校時 (8:40〜10:20) 1B (37名) 、 3〜4校時 (10:30〜12:10) 1C (37名)
講師:椎名、山口、國安、中野
まだ小学生のあどけなさが残る1年生2クラスの里山学習の目的は、里山を歩き、里山の自然のなりたちを理解することと、理科の教科書に載っている春の植物を探して観察ノートをつけることが主なところです。
企業庁の草地では、先週の観察会の時にはまだ数が少なかったフデリンドウがあちこちに可憐な花をさかせていました。ウマのアシガタも加わり、1週間の間に賑わいが増しました。
熱心に観察ノートをつける生徒が多く、中にはよく観察していることがうかがわれる質問をしてくれる生徒もいました。1年生は1クラスの人数が多いため班の人数も9人程になり、まとまって行動するのが少々難しくなりますが、班全体にまとまりがあると、講師の説明もよく聞いてくれ、観察ノートもよく書けているようでした。
用水路には勢いよく水が流れ 田んぼに水が張られるのも近いようです。
学習林ではサンショウがつぼみをつけていました。1年生は小学5年生の時に中学生との合同学習で、学習林にきていますが そのときに中学生に「おいしいから食べてみて」とサンショウの実を食べさせられた、「苦い経験 」 を思い出していました。
チゴユリやミヤマナルコユリを観察して、手入れのされた林床の植生の豊かさを知ってもらいました。
観察した植物
草原
タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、アカネスミレ、クサボケ、フデリンドウ、ミツバツチグリ、キジムシロ、 ホタルカズラ、ウマノアシガタ(キンポウゲ)、セイヨウタンポポ、ゼンマイ、ワラビ、アミガサタケ
農道
イヌスギナ、キュウリグサ、カラスノエンドウ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、ハルジオン、オニノノゲシ、ナズナ、 カントウタンポポ、オオイヌノフグリ、オニタビラコ、オランダミミナグサ、アカネ、コナラ実生
学習林
タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、チゴユリ、ミヤマナルコユリ、ウラシマソウ、サンショウ蕾、ハナイカダ蕾 ウグイスカグラ、アラゲキクラゲ、タマキクラゲ
観察した生き物
モンシロチョウ、キチョウ、ニホンアマガエル、カナヘビ、ヒキガエルのオタマジャクシ、メダカ、アカガエルの卵、 アカガエル、ヒバリ、ハクセキレイ、ツバメ
◆ 今後の予定
皆様のご参加お待ちしております。
5月26日(月) 10時〜12時 学習林見回り 滝野中学校駐車場集合
5月31日(土) 9時〜11時30分 本埜村わくわくふるさと探検隊 夏の里山観察会
6月26日(木) 10時〜12時 学習林見回り 滝野中学校駐車場集合
7月26日(土) 10時〜12時 学習林見回り 滝野中学校駐車場集合
(報告:椎名)