「チャレンジ子ども樹木博士 inもばら」2007
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| 樹 木 観 察 |
◆日時:10月14日(日)正午から午後4時30分まで
◆場所:茂原公園(茂原市)及び茂原市立美術館実習室)
◆天気:くもり
◆参加者:子ども15名(1〜6年生)、保護者7名
※、 ※子ども樹木博士認定者15名
◆スタッフ:茂原自然大好きクラブ7名
森林インストラクター5名
その他ボランティア1名
茂原での開催は今年で4年4度目で、今回は茂原自然大好きクラブ単独の主催により、千葉県森林インストラクター会の協力、茂原市教育委員会の協賛を得て行ないました。
以下、項目毎に、参加の子どもたちやスタッフのふりかえりを交えて報告します。
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1.参加者の確保
今回は、昨年の同プログラムの参加者及び、茂原自然大好きクラブによる子ども自然教室の前回参加者へのDM案内(約70通)と、地域のタウン誌への記事掲載により募集したところ、リピーターを中心にして上記の参加者数となりました。
2.プログラムの内容について
アイスブレーキング
楽しさを重視して子どもたちの緊張感を取り除くこと、体をほぐして事故防止につなげること、木や森についてのイメージを豊かなものにすることを目的にして、「木の体操」や樹名をテーマにした「木みと木(ぼく)」をアイスブレーキングとして行ないました。
ふりかえりシートの中では「最初のゲームが楽しかった」との感想も見られました。
樹木観察
「木と遊ぼうコース」(対象樹木10 種)は、小学1・2年生3名で行ないました。フィールドは広場が中心で、葉っぱ遊びなどを取り入れて楽しさを最重視して進めました。
「森は友だちコース」(対象樹木20 種)は、小学1〜4年生8名を2班に分け、
「めざせ上級コース」(対象樹木30種)は小学4〜6年生4名で、それぞれ斜面林を含むルートで、種数に応じた観察時間を設けて実施しました。
葉っぱクイズ
当プログラムでは本来「テスト」と称していますが、当会場での企画では、イメージを和らげるために「葉っぱクイズ」として行ないました。
樹木の名前は、日常的には馴染みのない言葉ばかりである上に、小学校低学年の子どもたちにとっては、ひらがなを書くことも困難です。そこで、低学年対象の「木と遊ぼうコース」では、解答用紙の欄外に対象樹種名を予め記載し、そこから選択して記入する方法
を採用しました。
高学年を対象とした「めざせ上級コース」では、スタッフの監督の下、自己採点方式を取り入れました。そうしたところ、間違った欄に正解を熱心に記入する姿が見られました。より一層の理解につながるものと思います。
3.実施結果
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| 葉っぱクイズ |
得点集計結果から
正解率が高い(80%以上)のは、モミジ、イチョウ、スギ、クリ、ヤツデ、クロマツ、イヌマキ。正解率が低い(30%未満)のは、ヤブニッケイ、ヒサカキ、クスノキ、ゴンズイ、トウカエデ、タブノキ、アカメガシワでした。
普段から聞きなれている言葉や目にしている樹木は比較的正解率が高く、そうでないものは低いことがわかります。
クイズ結果は、「木と遊ぼうコース」(10 種、3名)で6〜10 点、「森は友だちコース」(20 種、8名)で6〜18 点、平均15 点、「めざせ上級コース」(30種、4名)で7〜19点、平均11 点でした。
「めざせ上級コース」では、当プログラム初めての参加者もいて、リピーターとの間に点数の開きが見られました。そのため成績の発表はしませんでした。他は全員リピーターで、概ね好成績でした。
予め用意してあった認定証と認定カードにぞれぞれ級・段位を記入して、全員に発行しました。
子どもたちのふりかえりシートから
「一番好きな木・心に残った木」は、参加者数が今回より多かった過去3 回では、ポプラなど数種類に比較的集中していましたが、今回は特定の樹種に集中することなく、子どもたちの感性の多様さが伺えます。
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| 記念品作り・クラフト |
「よかったこと・楽しかったこと」として、「たくさんの木がわかったこと」など、知識欲を満たしていると思われる感想は、まさに当プログラムの趣旨とするところです。しかしそれだけでなく、樹木についての匂いや味など種々の体験やアイスブレーキング、クラフトなど、子どもたちの関心が多岐にわたっていることが伺えます。
「むずかしかったこと・残念なこと」では、「全問できなかった」「蚊にさされた」「ちょっとつらかった」など、子どもたちの率直で様々な感想がありましたが、当プログラムの趣旨や運営などについて問題点となるようなことは幸いありませんでした。
事前に送付した資料については、三択で「よかった」が大半を占め、「またチャレンジしてみたいですか?」の問いにも、三択で「はい」が大半を占めました。全体として好評だったと言えます。
スタッフふりかえりより
天候に恵まれ、全体として役割分担が明確だったのでスムーズな運営ができ、ケガなどもなく実施できたことが、全スタッフ共通の感想でした。人数が少な目で目標人数の30名には及びませんでしたが、それも運営上はむしろ良かったと思われます。
樹木観察では、時間配分が上手くいかなかったという声がありました。またクラフトについては、いつも子どもたちの人気が高いが、「めざせ上級」コースでは樹木観察に時間を要する分だけクラフトの時間が短い、との声がありました。それぞれ、工夫、検討が望まれるところです。
4.最後に
─ 継続開催の可能性と期待 ─
4 年間同会場で継続開催して、子どもたちの感想はいつも良く、実施することの意義はあるものと、今回も感じることができました。
しかし、樹木観察と葉っぱあてクイズ双方を実現できる会場の確保、観察コースの設定、インストラクターの確保、参加者の確保、資料等の準備と事前配布、認定証の準備等々、このプログラムを実現するには非常に多くの時間と作業を伴います。そして、イベントとして行なうには、手間暇がかかる割に参加者が集まらない、というのが現実です。この点は、当地だけに限らず、多くの他の会場でも同様のようです。(前回、前々回は茂原青年会議所の尽力により、多数の参加者を集めることができました。)
子どもたちの樹木や森林への理解を深めることが当プログラムの趣旨で、その趣旨と効果は、これまでの私たち自身の実績からも認めるところです。しかし、もう少し基盤が強固で組織として充実した団体でなければ、また地域に根ざした活動とするための強い目的意識がなければ、なかなか継続開催は難しいというのが実感です。
このような意義深い行事を地域に根付かせるためには、地元行政(生涯学習、環境学習、林業教育など関連部署)や他の地域団体の積極的な協力が望まれます。
(記:望月)